ゲームを気軽に切り替えて遊びたいならダウンロード版、遊び終えたソフトを売りたい・安い中古を探したいならパッケージ版が向いています。どちらかが絶対にお得というわけではなく、価格も購入する時期やお店、セールの有無によって変わります。
もうひとつ誤解されやすいのが容量です。PS4・PS5ともに、ディスク版でもゲームデータをインストールする必要があります。「パッケージ版なら本体の容量を使わない」というわけではありません。
この記事では、PS4を中心にダウンロード版とパッケージ版の違いを比較します。PS5に買い替えた人やこれから購入する人向けに、デジタル・エディションやストレージの注意点も紹介します。
PS4・PS5のゲームはダウンロード版とパッケージ版どっちがおすすめ?
まずは両者の違いを一覧で比べてみましょう。
| 比較項目 | ダウンロード版 | パッケージ版 |
|---|---|---|
| 購入の手軽さ | PS Storeから自宅で購入 | 店舗や通販で購入 |
| 価格・セール | PS Storeのセールを利用できる | 店舗・通販の値引きを利用できる |
| 中古購入 | できない | できる |
| 中古売却 | できない | できる |
| 貸し借り | ディスクのように渡せない | ディスクを貸せる |
| ディスク交換 | 不要 | ゲームを切り替える際に必要 |
| 収納場所 | 不要 | 保管場所が必要 |
| 再インストール | 購入済みゲームをライブラリーから再ダウンロード | 基本的にディスクから再インストール |
| 必要ストレージ容量 | 必要 | 必要(インストールが必要) |
価格は「ダウンロード版のほうが安い」「パッケージ版のほうが安い」とは一概にいえません。同じ作品でも、PS Storeのセール、店舗の値引き、中古相場によって最安値が入れ替わります。
また、PS5を使っている場合は、本体にディスクドライブがあるかどうかで選べる購入方法が変わります。詳しくは後半のPS5の項目で説明します。
PS4ダウンロード版を選ぶメリット
ディスクを交換せず複数のゲームを切り替えられる
ダウンロード版のいちばんわかりやすい利点は、ディスクを入れ替えずにゲームを切り替えられることです。
私は以前、500GBのPS4に複数のゲームをダウンロードして、並行して遊んでいました。その日の気分で遊ぶゲームを変えるときに、ケースを探してディスクを入れ替える手間がないのは便利だと感じていました。
1本をじっくりクリアするまで遊ぶ人より、いくつかの作品を少しずつ進める人ほど恩恵が大きいメリットです。
ソフトの置き場所に困らず、自宅から購入できる
ダウンロード版はPS Storeで購入し、そのまま本体にダウンロードして遊べます。お店に行く必要がなく、パッケージを保管する場所も不要です。
ソフトが増えてくると、ケースの置き場所や整理が意外と負担になります。手元に物を増やしたくない人には向いています。
PS Storeのセールや事前ダウンロードを利用できる
PS Storeではセールが行われることがあり、タイミングが合えば通常よりも安く購入できます。ただし、対象作品や割引率は時期によって異なるため、購入前にストアで確認してください。
また、対応する予約商品では、発売前にゲームデータをダウンロードしておける場合があります。発売後すぐに遊び始めやすくなりますが、いつからプレイできるかは作品ごとの案内を確認しておきましょう。
PS4ダウンロード版のデメリットと注意点
遊び終えても中古ソフトとして売却できない
ダウンロード版で購入したのは、ディスクではなくデジタルコンテンツの利用権です。パッケージ版のように、クリア後に中古ショップやフリマで売ることはできません。
「1回クリアしたら売って、次のゲームの資金にする」という遊び方をしている人には大きなデメリットです。
パッケージ版のようにディスクを貸し借りできない
ダウンロード版は、ディスクを友人に貸すような受け渡しができません。
ただし、まったく共有できないわけではありません。PS4には「いつも使うPS4」、PS5には「コンテンツ共有とオフラインプレイ」という設定があり、設定された本体では、条件付きでほかのユーザーも購入済みゲームを利用できます。
共有できる内容や登録条件については、PlayStation公式のコンテンツ共有サポートで確認できます。
ディスクを持って友人の家へ行き、その本体で遊ぶといった使い方なら、パッケージ版のほうがわかりやすいでしょう。
ダウンロード時間やネット環境を考える必要がある
ダウンロード版の購入やダウンロードには、インターネット接続が必要です。容量の大きいゲームでは、ダウンロードに時間がかかることも考えておきましょう。通信量に制限がある回線を使っている場合は特に注意してください。
一方で、容量が足りなくなってゲームを削除しても、購入したアカウントでサインインしていれば、通常はゲームライブラリーから再ダウンロードできます。ゲームを削除するたびに買い直す必要はありません。
パッケージ版を選ぶメリットは?価格と中古売却で比較
新品の店舗割引や中古価格を比較できる
PS Storeのセールと、実店舗や通販サイトの値引きは別の仕組みです。パッケージ版なら、複数のお店の新品価格を比べられるうえ、中古ソフトという選択肢もあります。
発売から時間が経った作品なら、中古で探すと手頃な価格で見つかることがあります。とはいえ、PS Storeのセール価格のほうが安いケースもあるため、気になる作品は両方の価格を見比べるのがおすすめです。
クリア後に売るなら実質負担を抑えられる場合がある
パッケージ版は、遊び終えたあとに売却できます。購入価格から売却できた金額を差し引いた分が、実質的な負担額です。
ただし、送料や手数料がかかることや、時間が経つにつれて買取価格が下がることもあります。「売れば必ず得をする」とは限らないので、早めに手放すか、手元に残すかも含めて考えておきましょう。
手元に残せる一方でディスク管理が必要
パッケージ版は、友人や家族にディスクを貸せるほか、パッケージを手元に残しておく楽しみもあります。好きなシリーズを棚に並べたい人には、ダウンロード版にはない魅力です。
その反面、遊ぶゲームを変えるたびにディスクを入れ替える手間があり、ケースの保管場所も必要になります。ディスクの紛失や傷にも気をつけなければなりません。
なお、パッケージ版でもゲームデータのインストールは必要です。
PS4とPS5では何が違う?デジタル・エディションの注意点
PS5のディスクドライブ搭載モデルならパッケージ版を使える
ディスクドライブを搭載したPS5なら、PS5用のディスクに加えて、後方互換性のあるPS4用ディスクも使えます。
PS4用ディスクでプレイする場合も、プレイ中はディスクを本体に入れておく必要があります。また、すべてのPS4ソフトがPS5で動作するわけではないため、遊びたい作品が後方互換に対応しているか確認しておきましょう。
PS5デジタル・エディションでは本体型番を確認する
ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションでは、そのままではディスク版のゲームを使えません。
ただし、別売りのディスクドライブを取り付けられるモデルもあります。
| PS5の本体モデル | 別売りディスクドライブ |
|---|---|
| 旧型デジタル・エディション(CFI-1000・1100・1200系) | 増設できない |
| CFI-2000系以降の対応デジタルモデル | 利用できる |
| PS5 Pro | 利用できる |
| PS5デジタル・エディション 日本語専用 | 利用できる |
旧型デジタル・エディションは、あとからディスクドライブを追加できません。
中古でPS5を購入した場合などは、見た目だけで判断せず、本体の型番を確認してください。
また、対応ディスクドライブを取り付けた後、PS5本体とペアリングする際にはインターネット接続が必要です。
詳しい対応モデルや設定方法は、PlayStation公式のディスクドライブセットアップガイドで確認できます。
お使いのPS5が対応モデルで、手持ちのパッケージ版や中古ソフトも遊びたい人は、純正ディスクドライブの追加を検討できます。
PS4で購入したダウンロード版はPS5でも使える?
後方互換性に対応しているPS4ゲームなら、PS4で購入したダウンロード版も、同じアカウントのゲームライブラリーからPS5にダウンロードして遊べます。ただし、一部のPS4ゲームなど、PS5で遊べない作品もあります。
PS4版からPS5版へのアップグレードは作品ごとに条件が異なります。PS4版を持っていれば誰でも無料でPS5版を入手できるわけではないので、各作品のストアページで確認してください。
ダウンロード版とパッケージ版で必要な容量は違う?
ディスク版でもゲームのインストール容量が必要
PS4・PS5では、ダウンロード版もディスク版もゲームデータをストレージにインストールします。ディスク版を選べば容量を気にしなくていい、というわけではありません。
必要な容量は作品ごとに違い、アップデートや追加コンテンツによっても変わります。購入前にストアページやパッケージで確認しておきましょう。
PS5ゲームは外付けUSBストレージから直接起動できない
PS5でストレージを増やすときに、特に注意したい仕様があります。
| ゲームの種類・保存先 | USB拡張ストレージから直接プレイ |
|---|---|
| PS5ゲーム | できない |
| PS4ゲーム | できる |
| PS5対応のM.2 SSDに保存したPS5ゲーム | 直接プレイできる |
PS5ゲームは、外付けのUSB拡張ストレージに保存できますが、そこから直接起動することはできません。遊ぶときは、ゲームデータをPS5本体ストレージまたは対応するM.2 SSDに戻す必要があります。
一方、PS4ゲームは、PS5に接続したUSB拡張ストレージから直接プレイできます。
これはダウンロード版だけの制約ではなく、ゲームデータをどこに保存するかの問題です。ディスク版でも同じように考える必要があります。
PS5ゲームを中心に遊ぶ人が「外付けSSDを買えば、そのままゲームを起動できる」と考えてしまうと、思っていた使い方ができない可能性があります。
詳しくはPlayStation公式のUSB拡張ストレージガイドで確認できます。
PS5の容量が足りないなら1TB・2TBを比較
容量の増設を考えるときは、まず次の点を確認しておきましょう。
- いまの本体ストレージの空き容量
- 削除せずに残しておきたいゲームの本数
- ゲームを削除して再ダウンロードする頻度
遊ぶゲームを都度入れ替えても苦にならないなら、すぐに増設する必要はありません。容量の大きいゲームを何本も残しておきたい場合は、M.2 SSDの増設が選択肢になります。
PS5の容量が足りなくなってきた方は、PS5のSSDは1TBと2TBのどっち?本体容量・ゲーム本数・価格差で選ぶで、使い方に合う容量を比較できます。
ダウンロード版とパッケージ版のよくある質問
ダウンロード版を削除したら買い直しが必要?
通常は買い直す必要はありません。購入したアカウントのゲームライブラリーから再ダウンロードできます。
なお、ゲーム本体の削除とセーブデータの削除は別の操作です。PS4ではゲームを削除してもセーブデータは引き続き利用できます。
PS4のディスク版からダウンロード版に切り替えられる?
可能です。ただし、PS4ではディスク版とダウンロード版を切り替える際、インストール済みのゲームを一度削除する必要があります。
セーブデータは引き続き利用できますが、アップデートや追加コンテンツの再インストールが必要になる場合があります。
まとめ|価格と遊び方に合わせて購入方法を選ぼう
ダウンロード版が向いている人
- 複数のゲームを切り替えながら遊びたい
- パッケージの置き場所を増やしたくない
- PS Storeのセールや事前ダウンロードを活用したい
パッケージ版が向いている人
- 遊び終えたら売りたい
- 中古ソフトも含めて安く買いたい
- 友人とソフトを貸し借りしたい、手元に残したい
どちらを選んでもインストール容量は必要です。
PS5の場合は、本体にディスクドライブがあるか、デジタル・エディションなら型番がディスクドライブの増設に対応しているかも確認してから購入方法を選びましょう。