PS5で遊べるFallout 76は、長らくPS4版を互換機能で動かす形でした。2026年9月15日(北米時間)にネイティブPS5版が配信され、PS5向けに調整されたクライアントで遊べるようになっています。
この記事では、PS4版から何が変わったのかを最初に整理します。そのうえで、2026年の今から新規で始める価値があるか、昔やめた人が復帰する価値があるかまで判断できるようにまとめました。
先に結論です。PS5を持っているなら、ネイティブPS5版へ移るメリットは大きいです。 ただし、今遊ぶ価値を決めるのはPS5化だけではありません。発売当初からゲーム内容そのものが大きく拡張されていることも、判断材料になります。
Fallout 76はPS5版で何が変わった?
まずは機種ごとの違いです。
| 機種 | 解像度 | 最大60fps目標 | VRR | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| PS4 | 1080p | 今回の案内対象外 | 今回の案内対象外 | PS4版 |
| PS4 Pro | 1440p | 今回の案内対象外 | 今回の案内対象外 | PS4版 |
| PS5 | 1440p | ○ | ○ | ネイティブPS5版、安定性改善 |
| PS5 Pro | 4K | ○ | ○ | PS5 Pro Enhanced |
ポイントは、通常のPS5は1440p・最大60fps目標・VRR対応で、4K対応はPS5 Proという点です。
PS5では最大60fps目標・VRRに対応
PS4世代との大きな違いは、動きの滑らかさに関わる部分です。
PS5版は最大60fpsを目標にしており、VRRにも対応しています。VRRは、対応するテレビやモニターと組み合わせることで、フレームレートの変動による画面の乱れを抑えやすくする機能です。
Fallout 76は、広いマップを探索したり、ほかのプレイヤーが集まるイベントへ参加したりするゲームです。こうした場面の遊びやすさに関わる改善として、PS5版の大きな変更点になっています。
あわせて安定性の改善も案内されています。ただし「不具合がなくなった」という意味ではありません。
通常PS5は1440p、4K対応はPS5 Pro
「PS5版=4K」と思われがちですが、通常のPS5は1440pです。4K対応はPS5 Proに限られます。
また、PS4 Proもすでに1440pでした。そのため、PS4 Proから通常のPS5へ移っても、解像度の数字自体は変わりません。
PS4 Proユーザーにとって注目したい違いは、主に次の3点です。
- 最大60fps目標
- VRR対応
- ネイティブPS5版による性能・安定性の改善
なお、テスト段階の案内では描画距離や影の改善にも触れられていました。ただ、最終的なリリースノートでは主要仕様として改めて示されていないため、ここでは断定しません。
PS5専用クライアントになった
今回のPS5版は、PS4版にパッチを当てるだけのものではありません。PS5用のネイティブクライアントとして提供されています。
そのため、PS Storeからゲーム全体をあらためてダウンロードする必要があります。 PS4版をPS5にインストールしている人も、そのまま自動的にPS5版へ切り替わるわけではありません。
ネイティブ版になったことで、Bethesdaは今後、世代ごとにより細かな調整を行えるようになると説明しています。ただし、今後どのような改善が追加されるかまでは現時点で決まっていません。
PS4版を持っている人はPS5版を買い直す必要がある?
PS4版をデジタル購入した人、PS4ディスク版を持っている人は、追加料金なしでPS5版を入手できます。 PS Plus Extra/Premiumのゲームカタログから遊んでいる人もPS5版を利用できます。
| 利用状況 | PS5版の扱い | 注意点 |
|---|---|---|
| PS4デジタル購入版 | 追加料金なしで取得可能 | PS StoreからPS5版をダウンロード |
| PS4ディスク版 | 追加料金なしで取得可能 | プレイ時もPS4ディスクが必要 |
| PS Plus Extra/Premium | ゲームカタログから利用可能 | 本編の別途購入は不要 |
| PS Plus Essentialの過去の特典版 | 通常はアップグレード対象外 | 個別条件はPS Store・公式サポートで確認 |
ディスク版には、特に注意したい点があります。PS5版を起動するときもPS4のディスクが必要です。
そのため、ディスクドライブ非搭載のPS5では、PS4ディスク版を使ってPS5版を遊ぶことはできません。
また、BethesdaはFallout 76のローカルセーブデータを削除しても、キャラクターデータやゲームの進行状況には影響しないと案内しています。PS5版をダウンロードしたからといって、最初から新しいキャラクターを作り直す必要はありません。
一方、トロフィーはPS4版と同じ扱いになるとは限りません。トロフィーを重視している人は、PS5版へ移る前に現在の仕様を確認しておくと安心です。
The Slasherアップデートで何が追加された?
PS5版の配信と同じタイミングで、無料アップデート「The Slasher」も始まっています。PS5版専用ではなく、Fallout 76全体向けのアップデートです。
主な内容は次のとおりです。
- 数週間かけて段階的に展開されるThe Slasher関連コンテンツ
- Season 26「Beware The Blood Moon」
- 過去シーズンの報酬を再び獲得できるLegacy Seasons
- ユニーク武器・防具のレジェンダリーMod変更などUnique Item Craftingの拡張
- 秋の季節魚を9月22日から追加予定
最初のLegacy Seasonは「Armor Ace and the Power Patrol in Cold Steel」です。
ここで押さえておきたいのは、PS5で遊びやすくなったのと同じタイミングで、復帰後に触れられる新しい要素も用意されていることです。
The Slasherだけを理由に復帰する必要はありませんが、「久しぶりに戻ったものの何をすればいいか分からない」という人には入り口のひとつになります。
昔のFallout 76から何が変わった?
2018年の発売当初や数年前の印象のまま離れている人は、当時から追加・変更された部分を確認してから判断したほうがよいでしょう。
やめた理由ごとに、現在の状況を整理します。
「NPCがいなかった」→人間NPCと会話・派閥が追加済み
発売当初のFallout 76では、人間NPCとの交流がほとんどありませんでした。
2020年の大型アップデート「Wastelanders」では、人間NPCをはじめ、次のような要素が追加されています。
- 会話の選択肢
- 入植者やレイダーなどの派閥
- 新しいメインクエスト
- C.A.M.P.へやってくる仲間
- 新イベントやデイリークエスト
発売初期の「人の少ない世界」という印象だけで、現在のFallout 76を判断する必要はありません。
「探索先やコンテンツが少なかった」→マップ・クエストが拡張
マップやクエストも長期運営の中で拡張されています。
2024年のSkyline Valleyではアパラチアのマップが初めて拡張され、2025年のBurning Springsではさらにオハイオ州南東部の新地域が追加されました。
Burning Springsは公式にもFallout 76史上最大規模のマップ拡張と案内され、賞金稼ぎや新クエスト、パブリックイベントなども追加されています。
発売初期や数年前にひととおり探索して離れた人でも、現在は新しく訪れられる場所や遊べるコンテンツがあります。
「育成がマンネリだった」→グール化など新しい遊び方が登場
現在は、プレイヤー自身がグールになるシステムも追加されています。
人間のまま遊ぶ場合とは異なる特徴があり、キャラクターの育成やビルドを考え直すきっかけになる要素です。
以前のキャラクタービルドに飽きて離れた人は、現在の育成要素を確認してみてもよいでしょう。
「C.A.M.P.が扱いにくかった」→建築まわりに改修あり
拠点づくりのC.A.M.P.にも大きな改修が入っています。
「C.A.M.P. Revamp」では、アドベンチャーモードの建造制限緩和や、ワークショップUIのリニューアルなどが実施されました。
拠点づくり自体は好きだったものの、建築時の制約や使い勝手に不満があった人にとっては、確認しておきたい変化です。
「戻っても何をすればいいか分からない」→遊び方の選択肢が増えている
現在は、目的に合わせて次のような遊び方を選べます。
- ストーリーや探索を進める
- パブリックイベントに参加する
- 賞金稼ぎに挑む
- Infestationsに参加する
- C.A.M.P.をつくり込む
- 装備やビルドを整える
- The Slasherなど現在のアップデートを遊ぶ
すべてをこなす必要はありません。
昔の続きをそのまま進めるだけでなく、興味のある新要素から触れていくこともできます。
2026年から新規で始めても遅くない?
長く運営されているゲームなので、今から始めて大丈夫か気になる人も多いと思います。
結論として、ストーリー・探索・C.A.M.P.・イベントを楽しむ目的なら、2026年からでも遅すぎることはありません。
理由のひとつは、新規キャラクターの開始方法です。
現在はVaultから出る際に、レベル2から始めるか、あらかじめロードアウトが用意されたレベル20から始めるかを選べます。
さらに、これまで追加されてきたストーリーや探索エリアも最初から存在しています。発売当初のプレイヤーがアップデートを待ちながら遊んだコンテンツを、新規プレイヤーは自分のペースで続けて体験できます。
ただし、長く遊んでいるプレイヤーとは装備や資産に差があります。レベル20から始めても、すぐに古参プレイヤーと同じ状態になるわけではありません。
また、Fallout 76はオンラインプレイ専用です。Fallout 4のように完全オフラインの一人用RPGとして遊べる作品ではなく、PlayStationで遊ぶにはPS Plusも必要です。
「最前線の装備ですぐ古参と並びたい」というより、Falloutの世界を探索しながら自分のペースで遊びたい人のほうが始めやすいでしょう。
昔やめた人はPS5版を機に復帰する価値がある?
復帰する価値があるかは、以前やめた理由によって変わります。
復帰を検討しやすい人
次のような理由で離れた人は、今のFallout 76をもう一度確認する意味があります。
- PS4版の動作が気になって離れた
- NPCがいない初期の環境でやめた
- コンテンツ不足を感じた
- Falloutの探索や世界観そのものは好きだった
- C.A.M.P.づくりや装備集めは楽しかった
動作面ではネイティブPS5版が登場し、内容面でもWastelanders以降、多数のアップデートが積み重ねられています。
昔やめた原因そのものが現在は変化しているなら、復帰を判断し直す余地があります。
復帰しても合わない可能性がある人
一方で、次のような理由で離れた人は注意が必要です。
- オンライン常時接続そのものが好きではない
- イベントの周回や装備集めが苦手
- Fallout 4のような完全なシングルプレイRPGを求めている
PS5版で変わったのは、主に性能や安定性、現行世代機向けの対応です。
常時オンラインで、イベントや収集、キャラクタービルドなどを楽しむFallout 76の基本的な方向性まで別物になったわけではありません。
根本的な遊び方が合わなかった人は、PS5化だけを理由に戻っても同じ部分が気になる可能性があります。
PS5でFallout 76を今から始める方法
始め方は、自分のPS Plus加入状況や購入方法によって変わります。
PS Plus Extra/Premium加入者はゲームカタログから遊べる
PS Plus ExtraまたはPremiumに加入している人は、ゲームカタログからFallout 76本編を利用できます。
本編を別途購入せずに始められるので、現在加入している人はまずゲームカタログを確認するのが分かりやすいでしょう。
なお、Fallout 76はオンラインプレイ専用で、PlayStation版の利用にはPS Plusが必要です。
ゲームを所有したい人はPS Storeで購入
ゲームカタログのラインナップに左右されず所有しておきたい場合は、PS Storeで購入できます。
2026年9月16日時点の価格は次のとおりです。
| エディション | 価格 |
|---|---|
| Standard Edition | 4,890円 |
| Deluxe Edition | 7,260円 |
価格や販売条件は変わる可能性があるため、購入時はPS Storeで最新情報を確認してください。
パッケージ版で遊びたい人
PS4版のパッケージも、ネイティブPS5版のアップグレード対象です。
ただし、次の2点に注意してください。
- PS5版を遊ぶときもPS4ディスクの挿入が必要
- ディスクドライブを搭載したPS5が必要
ディスクドライブ付きのPS5を使っていて、パッケージ版を利用したい人向けの選択肢です。
Fallout 76 PS5版についてよくある質問
PS5版は4Kで遊べる?
4K対応はPS5 Proです。
通常のPS5は1440pで、最大60fps目標・VRRに対応しています。
PS4版を持っていればPS5版は無料?
PS4版をデジタル購入した人やPS4ディスク版を持っている人は、追加料金なしでPS5版を入手できます。
ディスク版の場合は、PS5版を遊ぶときもPS4ディスクが必要です。
なお、PS Plus Essentialの特典として過去に入手したPS4版は、通常のPlayStation方針ではPS5アップグレード対象外です。
PS Plusは必要?
Fallout 76はオンラインプレイ専用で、PlayStation版を遊ぶにはPS Plusが必要です。
PS Plus ExtraまたはPremiumに加入していれば、ゲームカタログから本編も利用できます。
The Slasherは有料?
The Slasherは無料アップデートです。
ストーリーはアップデート後の数週間にわたって段階的に展開されます。
まとめ
Fallout 76に戻るか、今から始めるかは、以前の印象だけではなく「何が理由で遊ばなかった・やめたのか」で判断すると分かりやすくなります。
- PS4版の動作や遊びにくさで離れた人:1440p・最大60fps目標・VRRに対応したネイティブPS5版は、復帰を検討するきっかけになります。
- 初期のNPC不在やコンテンツ不足で離れた人:Wastelanders以降、NPCや新地域、賞金稼ぎなど多くの要素が追加されています。
- オンライン型・周回型の遊び方が合わなかった人:PS5化してもゲームの基本的な方向性は変わりません。
- これから始める人:長期運営タイトルではありますが、ストーリーや探索を楽しむうえで2026年からでは遅すぎません。
PS5で遊べる探索・クラフト系のタイトルをほかにも比べたい人は、Valheim PS5版の記事も参考にしてください。
発売当時から長期間アップデートを重ねているゲームが気になる人は、No Man's Skyの記事もあわせて確認できます。