「龍が如く」シリーズ最新作「龍が如く7 光と闇の行方」が2020年1月16日に発売されました。
さっそくプレイしてみたので、「龍が如く」シリーズのナンバリングタイトルとして挑戦的な試みの多い本作「龍が如く7 光と闇の行方」の感想をお伝えしていきたいと思います。
それではいってみましょう。
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新キャラクターたちが紡ぎだす新たな物語の幕開け
今作の挑戦的な試みの一つとして、これまで「龍が如く」シリーズを支えてきた主人公の「桐生一馬」から、新たな主人公となる「春日一番」にバトンタッチしたことが挙げられます。
その他にも、魅力的な新キャラクターたちが脇を固めています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「春日 一番(かすが いちばん)」新たな物語の主人公
今作から新たな主人公となる「春日 一番(かすが いちばん)」
春日一番は、「中谷 一博」さんが演じます。
「元・東城会系 荒川組」の若頭として登場する春日ですが、非常に陽気で親しみやすいキャラクターです。
「龍が如く7」では、春日一番が絶望のどん底から這い上がり、新たな「龍」となるまでが描かれます。
最初は春日一番という人物のバックボーンが丁寧に描かれていき、物語の本筋は、罪を犯した兄貴分の身代わりになって出頭し、その後18年の懲役生活を経てようやく出所したところから始まります。
この後、どういった形で春日一番の成り上がり下克上物語が展開されていくのか非常に楽しみです。
「ナンバ」伊勢佐木異人町のホームレス
伊勢佐木異人町のホームレスである「ナンバ」
ナンバは、「安田 顕」さんが演じます。
配役がぴったりというかなんというか。画像を見ていただければわかるように、非常にしっくりきていますね。
元病院勤務だったが、薬を闇市場に横流ししていたのがばれて、看護師免許をはく奪され、「どん底の街」伊勢佐木異人町に流れ着きます。
そんなある日、意識不明の春日一番と出会い、命を救ったことをきっかけに、春日と共に行動するようになります。
春日とのやりとりも面白く、ツッコミというか会話を締める役割を担っているキャラクターです。
「足立 宏一(あだち こういち)」真実を追う元刑事
真実を追う元刑事「足立 宏一(あだち こういち)」
足立宏一を演じているのは、あの「大塚 明夫」さん。
個人的には、この配役めちゃくちゃ嬉しいです。笑
あの良い声をたくさん聴けるのは幸せですねー。どこかで「スネーク」って言ってほしい。サブストーリーのどこかで是非。
足立は元刑事で、理不尽な左遷を受けますが、証拠を握っている人物に近づくため春日と行動を共にすることになります。
元刑事のため、戦闘能力が高くバトルでは非常に頼もしいキャラクターです。
「向田 紗栄子(むこうだ さえこ)」伊勢佐木異人町で働くキャバ嬢
伊勢佐木異人町で働くキャバ嬢「向田 紗栄子(むこうだ さえこ)」
向田紗栄子は、「上坂 すみれ」さんが演じています。
とある事件をきっかけに、春日一番と知り合うことになります。
今のところパーティーの紅一点キャラクターですが、繰り出す技が非常にパワフルな気がするのは私だけでしょうか・・・笑。
「龍が如く7」ライブコマンドRPGバトルの感想
さらに、今作で最も挑戦的な試みとしては「龍が如く」でもキモとなっていたバトルシステムを根本的に変えてしまったことがあげられます。
「龍が如く」シリーズのアクションとしてとらえると確かに微妙になったという意見もわかるけど、今作からは主人公も変わったことだし、「龍が如く」の世界観を用いた全く新しい作品と考えると悪くはないのかなと感じています。
序盤は攻撃連打で勝ててしまいますが、第4章あたりから敵も手強くなってきてグッと戦略性が重要になってきます。
ここからが非常に面白くなってきて、ライブコマンドバトルの奥深さを味わえます。
賛否両論あるコマンドバトルシステムですが、個人的には非常に面白いと感じており、やめ時が分からなくなりつつ、めちゃくちゃ楽しんでます。
「龍が如く7」で大きく変わったバトルパートについて
今作のバトルパートは、「龍が如く』シリーズで培ってきた喧嘩アクションと誰でも楽しめるRPGコマンドバトルシステムを融合させた「ライブコマンドRPGバトル」を楽しむことができます。
コマンドを選択するだけで、誰でも爽快なバトルを楽しめるのが魅力ですね。
雰囲気でいうと「ドラクエ」や「ペルソナ」に近いです。
ただし、それらとは異なりターン制コマンドバトルでありつつも街中にある全ての物が一瞬も止まることなく、ダイナミックなバトルがリアルタイムで展開されていきます。
自分と敵のあいだにほかの敵がいる場合、攻撃を妨害されてしまうこともありますし、逆に、自身と敵の立ち位置を判断して巻き込み攻撃を選択すれば、ターゲット周辺の敵にもダメージを与えることができます。
街の状況や敵とのポジショニングが戦闘に大きく影響するなど、バトルの戦略性が向上していました。
また、「龍が如く」シリーズおなじみのド派手な極み技は今作でも健在です。
喧嘩アクションで培われてきた技術や演出がふんだんにつめこまれた、「龍が如くスタジオ」ならではのRPGバトルシステムに仕上がっていると感じました。
もちろん、RPGならではの回復技もあります。
今のところ、「ナンバ」が回復技を使うことができる魔法使い兼ヒーラー的なポジションでした。
それぞれのキャラの特性を生かしたパーティー編成が重要になりそうですね。
ジャストアクションを活用しよう
今作からの新要素となるジャストアクションは、いわゆるQTEの一種です。
コマンド実行中に、画面上に表示されたボタンを追加入力することで、技の威力が上がり高いダメージをあたえることができるというものです。
これが非常に重要で、単純にダメージが上がるので常に成功を狙っていきましょう。
技に対しては、同じコマンド(例えばある技に対して□ボタン連打であれば、その技を出すときには常に□ボタンを連打しておけば発動)なので、慣れてくると自然にできてくるはずです。
バトルをさくさく進めるためにも、積極的に使いこなしていきましょう。
RPGならではの多彩な成長要素
今作はRPGであるため、キャラクターのレベルやステータスが重要になってきます。
- HP
- MP
- 攻撃力
- 守備力
- 攻撃極力
- 回復極力
- 瞬発力
- 器用さ
などなど、様々な項目がありますね。
この他にも「人間力」という項目もあり、そちらは選択できるジョブの種類にも関わってきます。
サブストーリーの選択肢を選ぶときにも、どの選択肢を選ぶかで成長する項目が変わってくるので、非常にRPGっぽいです。
色々なジョブをこなすために、ステータスを成長させるだけでなく、様々な人間力も成長させていきましょう。
こちらはバトルリザルト画面です。
バトルに勝利すると、お金や経験値、アイテムをゲットすることができます。
RPGなのでこつこつバトルをこなして、お金をためつつ、キャラクターを成長させていきましょう。
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ハローワークでジョブチェンジ
今作はRPGのため、「ジョブ」という概念があります。
ハローワークに通うことで、新たな「ジョブ」を習得することができます。
新たなジョブの習得のためには、そのキャラクターの「人間力」が一定の水準を満たしていることや、別のジョブランクをある程度のレベルに挙げておく必要がある、など様々な条件があります。
また、ジョブチェンジもハローワークで行えます。
なかなかトリッキーなジョブもたくさんあるので、色々なジョブを経験して、龍が如く7の世界を存分に楽しみましょう。
「龍が如く7」新プレイスポット
「龍が如く7」の新たなプレイスポットとして、「ドラゴンカート」と「空き缶集め」などがあります。
ドラゴンカート
その名の通り、レースゲームです。
「ドラゴンカート」をプレイしていると不思議と既視感を覚えることが多いと思いますが、きっと気のせいです。
サバイバル缶拾い
こちらもその名の通り、リヤカーに乗って空き缶収集を行います。
邪魔してくるライバルたちに気を付けながら、ひたすら空き缶を集めましょう。
お金稼ぎになりそうな匂いがしますね。
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「龍が如く7 光と闇の行方」製品概要
商品名:「龍が如く7 光と闇の行方」
対応機種:PlayStation4
ジャンル:ドラマティックRPG
発売日:2020年1月16日(木)
価格:8,390円(税別)
プレイ人数:1人
発売・販売:株式会社セガゲームス
CERO:D区分(17歳以上対象)